コンテクストデザイナーという言葉をはじめて耳にしました。
自分の表現欲求のためのデザインではなくて、使う人がその “もの(作品)” に物語を与えてくれるような、それこそがデザインの意味であるかのように、その想いで名乗っているそうです。
わたしも、文字書きを自分の表現欲求のためにしている自覚はありません。だから、わたしはアーティストではないと思っていて、「自由に書いて」と言われるといつも困ってしまいます。
誰が
何の目的で
どのように
わたしが文字を書くにはこれらが必要で、さらに使ってくださる方のイメージを少しでもお伺いしながら、かたちにしていきます。
文字周辺についてはやっぱり一般より多くの情報を持っている自覚があるので、アドバイスなどもさせていただきます。
そうして出来上がった作品の、利用シーンを拝見することがとっても楽しみであり、不思議でもあります。わたしの手の中にあった作品が、もう誰かの生活の一部として機能していることを目の当たりにして。
わたしの手を離れた作品は、自分の道を、お客さまと共に歩き始めます。それが作品のコンテクスト。
そんなにかっこいい肩書きも意味も、わたしには思いつかないけれど、そんなことを考えながら、文字書きしていま
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by 01357mocon
| 2019-01-30 21:00
| 文字のハナシ